PowerPointは「なんとかなっちゃう」から危険!
大学生や新社会人になって資料作り・プレゼン作成でパワーポイントを使う機会が増えた方も多いと思います。
ただ、イマイチうまく資料作りができずに悩んでいませんか?
また、「これまでPCは使っていなくてパワーポイントの操作方法も正直よくわからない」という人もいるかと思います。
実はパワーポイントはアプリを開くと直感的に作業ができるようになっています。
そのため、初心者の方でも「なんとかなっちゃう」モノなんですよね。
そして誰からも教わったことがないからこそ自分流になりがち。
最終的になんとなくイマイチな資料を作ってしまうことが多いです。
実は私もその一人でした。
しかし、パワーポイントに関する本を読んでみたところ
- 「こんなデザインで作ればいいのか!」
- 「こうすれば時短にもなるし使いまわせるぞ!」
と勉強になりました。
そこで今回は数あるパワーポイントの本の中から厳選した見やすくて初心者でもわかりやすいおすすめの本のみ紹介しています。
パワーポイントを全く触ったことがない方はもちろん、イマイチいい資料が作れないと悩んでいる方に刺さる本が見つかるはずです。
パワーポイントの書籍は数百円~数千円です。
この額の自己投資でその後何十年の人生で使用できるスキルを身に付けることができ、自分の成長につながります。
しかも他のパワーポイントを勉強していない人と差がつけられるのでいわゆる「できる人」になると思います。
ぜひ気になった本は商品リンクから飛べるようになっていますので読んでみてください。
初心者におすすめな本4選
初心者の方が買って後悔しない本を選ぶならまず大事なのは見やすいことだと思います。
文章ばかりの理論的な内容が書いてある本もありますが、読むのに時間もかかりますし最後まで読み切るのにパワーを使います。
そのため、
- フルカラー
- 写真や図が豊富
- 読みやすい・わかりやすい本
を紹介していきます。
①よくわかる PowerPoint 2021 基礎 Office 2021/Microsoft 365対応
まずオススメな本が
「よくわかる PowerPoint 2021 基礎 Office 2021/Microsoft 365対応」
です。
この本はパワーポイント自体を触ったことがない人~少し触ったことがある程度の人にお勧めです。
実はこの本は私がパワーポイントの学習教室に入会したときに教科書として使用したものです。
パソコン教室で使用するほどの本なので間違いないといえるでしょう。
この本は
- パワーポイントの基本中の基本
- 表やグラフの作成
- アニメーションの挿入の仕方
などを非常に丁寧に記載してくれています。
また、とにかく図が豊富で実際の作業手順に沿って画面の遷移図を載せてくれているので初心者の方でも問題なく読み進めることができます。
そのためパワーポイントの第一歩として読むのに非常にお勧めな1冊です。
個人的にはページを開いたときに本がかってに閉じず見開きでしっかり確認できる点も好評価したいところです。
そしてさらにおすすめポイントが、各章末に練習問題がついていることです。
各章で学んだことを練習問題で確認できるため、自分の実力が向上したことを実感することが可能です。
巻末には総合問題も収録されており、これまで学んできたことの総まとめを行うことができます。
この1冊の内容をマスターするだけでパワーポイントの操作方法については完璧にマスターできるでしょう。
その後にデザインなどを学べば他の人とは比べ物にならないほど力がつくことは間違いありません。
②一生使える見やすい資料のデザイン入門
パワーポイントの操作方法について学んだ、ある程度は知っているという人におすすめなのが
「一生使える見やすい資料のデザイン入門」
です。
この本は操作方法についてはあまり記載がなく、初めてパワーポイントを使うという人にはやや不向きです。
ですが、
- 操作方法はわかるがうまくスライドが作れない
- デザインセンスがなくて困っている
という人にはピッタリの本となっています。
この本は見開き1ページを使って一つのトピックについて説明しています。
左のページにイマイチ資料(Before)を記載し、右のページでわかりやすい資料(After)を載せているため、どこがイマイチなのか一目で確認することが可能です。
また、フルカラーで書かれているためスライドデザインや色使いも直感的に学ぶことができます。
非常にわかりやすい・見やすい構成になっているおすすめの本です。
私もこの本を読んで自分のPCのカラーパレットを変更したり、フォントや段落の設定を見やすいものに変更したのでかなり実用的な1冊になっています。
自分の使いやすいスライドのテンプレートの作り方も記載されているので、あらかじめそれを作っておけば、他の資料を作成するときに再利用できるので時短にもつながります。
- デザインを学んだことがない
- センスに自信がない
という人でも必ず今の資料より数段上のものを作ることができる実力を得られる1冊です。
この本に関しては詳しいレビューと要約した記事を書いていますので参考にしていただければと思います。
③シーンごとにマネして作るだけ! 見やすい資料のデザイン図鑑
もう一つスライドデザインについてお勧めの1冊を紹介します。
それが
「シーンごとにマネして作るだけ! 見やすい資料のデザイン図鑑」
です。
この本はタイトルにもあるとおり、様々なシーンごとにお手本のスライドを作って載せてくれています。
例えば、予算と実績を比較するグラフを作るときには色を別々で分けるのではなく、色の濃淡で比較するのがいいということをお手本のスライドを通して比較できるようになっています。
さらには配色のヒントだけでなく、実際にすぐに使用できる配色の例を載せてくれているため自分のカラーパレットに登録しておけば配色について今後迷うことはないでしょう。
また、作業効率が劇的にアップする便利なチートテクニックとしてスライドマスターの使用方法についても教えてくれています。
スライドマスターは一度設定しておくと本当に便利なのでこの機会にぜひ学んでほしいなと思います。
この1冊を読めばスライド作成をしたくてうずうずすること間違いありません。
④秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ
最後に紹介するのは
「秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ」
です。
この本の著者である豊間根青地さんはSNSでパワポ芸人としても有名な方です。
X(旧Twitter)やInstagramにはパワーポイントで作成したわかりやすいスライドやくすっと笑える投稿まであるので見てみてください。
そしてこの本はそもそも「スライドづくりとは何か」というテーマについて1から教えてくれています。
文章量は上記の3冊と比べて多めですが、読みやすくすらすらと頭に入ってきます。
「プレゼンテーションは相手にプレゼントをするように伝えなければならない」というスライドづくり以前の考え方を学ぶことができます。
- どのようにしてスライドの構成を考えればいいのか
- わかりやすいとは何か
- スライドの役割は何か
ということや、スライドを見せる相手によっても文章量を変えたり文字の大きさを変えたりする必要があるという本質的な内容について学ぶことができる1冊になっています。
このように書けば難しそうな本だなと感じる方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
著者の方が作成したスライドを挟んで説明してくれているので、読みやすい1冊になっています。
また、時短につながるショートカットキーやスライドマスターについても詳しく説明してくれており、これから資料作りが増える新社会人の方には学べる要素が非常に多いのではないかと思います。
こちらの本についても詳しいレビューと要約した記事を書いていますので参考にしていただければと思います。
自己投資は大事
今回は初心者向けのパワーポイントのお勧めの本を紹介しました。
上記の本を読むだけでパワーポイントに対する考え方や資料作りの姿勢が変わるのではないかと思います。
資料作りは時間がかかりますし、この先何十年の人生で何度も何度も作ることになります。
時間をかけて作成しても他の人にわかりづらいと思われてしまったら悲しいですよね。
そのため、少しの金額と時間を使ってでも自己投資することが大事だと思います。
この少しの時間でこの先の人生が大きく変わるのであればなおさらです。
ぜひこの機会に自己投資を始めてみるのはどうでしょうか。