世界情勢がわかりやすく学べる本!
テレビを見ていると、「激動の時代」などと言われていますが、イマイチなにが激動なのかピンとこない方もいるかもしれません。
実は私もよくわからず今まで生きてきました。
ニュースもただ聞いているだけで特に理解しているわけでもなかったです。
しかし、今回紹介する本を読んだ結果、世界情勢に関する基礎的な知識が身に付き日本の立ち位置がなんとなくわかるようになりました。
ニュースを聞いても今までは何も感じなかったのが、「こうなったのか!」という風に変わりました。
大げさではなく、本当に視野が広がりました。
この本は以下の方にとてもメリットがある本です。
- そろそろ世界のニュースをわかるようになりたい方
- 世界情勢に関して基礎知識を身に付けたい方
ニュースがよくわからない理由として、そもそも基礎知識がないからという方が大半だと思います。
そのためこの本を読むだけで、現在の世界情勢についての基礎知識が身につくので紹介させていただきます。
一気にわかる! 池上彰の世界情勢2024
今回紹介する本は
一気にわかる! 池上彰の世界情勢2024
です!
この本はテレビ番組でもお馴染みの池上彰さんが執筆されています。
テレビでもわかりやすく物事を解説してくれていますが、それは本でも同じです。
誰にでもわかるような文章で書かれているのでどんな人でもすらすら読める本になっています。
この本の構成は以下のようになっています。
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この本の構成
- どうなるアメリカ大統領選挙
- 長期化するロシアのウクライナ侵攻
- 世界覇権を狙う中国、そして台湾・韓国・北朝鮮
- 情勢が緊迫する中東、ヨーロッパとグローバルサウス
- 課題が山積みの日本
本の構成を見てもわかる通り、この1冊で世界情勢についての重要なトピックが満遍なく網羅されています。
本当に文章が読みやすいので1.2日で読破することも可能な1冊です!
以下に各章の簡単な要約を書いていきたいと思います。
第1章:どうなるアメリカ大統領選挙
第1章では日本とも関わりが非常に深いアメリカの大統領選挙について解説されています。
多くの方がバイデン大統領とトランプ前大統領が戦うことになるだろうということは知っているかと思います。
ただ、アメリカの選挙の仕組みや政党については知らない方もいるのではないでしょうか。
この本ではアメリカの選挙制度からしっかり教えてくれているので、この章を読むだけで選挙に関するニュースがわかるようになります。
また、両候補者の政策内容や問題点についても解説されています。
私もこの本を読んでアメリカ大統領選がこんなに日本に大きく影響するんだなと感じました。
第2章:長期化するロシアのウクライナ侵攻
第2章ではロシアのウクライナ侵攻について解説されています。
ニュースで頻繁に取り沙汰されているので大まかな戦況についてはご存知かと思います。
しかし、なぜロシアがウクライナに侵攻したのかということについて知っている方は実は少ないのではないでしょうか?
また、プーチン大統領についても名前と顔しか知らず、詳しいことは知らないという人もいると思います。
実際私もそうでした。
この本ではプーチン氏の思惑や歴史的な理由からロシアがウクライナに侵攻したことが解説されています。
また、ロシアの国内情勢についても解説されておりロシア国民がプーチン氏をどう思っているのかということについても書かれているので非常に興味深い章でした。
個人的にはこの章が1番面白く、なぜ今の時代に戦争が起こったのかということについて考えるようになりました。
第3章:世界覇権を狙う中国、そして台湾・韓国・北朝鮮
第3章では中国をはじめとする日本に関わり深いアジアについて解説されています。
いきなりですが、現在の中国の情勢について知っていますか?
今の経済状況があまりよくないことや、なぜこのような状況になったのかということまで知っている方は実はあまり多くないのではないかと思います。
私自身も中国の経済状況についてはあまりよく知らなかったのでこの章を読んで「え、そうだったの?」という感想がわきました。
また、韓国と日本の関係ついても述べられています。
少し前はあまりいい関係とは言えなかったのですが、今の状況を知っていますか?
この辺りについてもわかりやすい文章で語られているので、この章を読めばニュースの見方が変わるかもしれません。
第4章:情勢が緊迫する中東、ヨーロッパとグローバルサウス
第4章では中東からヨーロッパ、そしてグローバルサウスについて解説されています。
ちなみに、グローバルサウスとは南半球に多い新興国のことです。
この章では情勢が不安定な中東について、宗教的なことから詳しく解説されています。
よく聞く「パレスチナ」という言葉の意味であったり、なぜこんなにも紛争が多いのかということについて述べられています。
よく聞く単語ですが私は正直あまり意識したことがないトピックでした。
「中東=紛争が多い地域」というイメージしかなかったのですが、この章を読んでなぜ紛争が多いのか宗教的なところから知識を身につけることができました。
また、ヨーロッパの現在の情勢や今後成長が期待されるグローバルサウスについても基礎知識を教えてくれています。
第5章:課題が山積みの日本
第5章では日本について解説されています。
世界の中での日本の立ち位置であったり、経済状況、政治と宗教について解説されています。
また、日本の課題についても詳しく教えてくれているのでニュースが本当によくわかるようになりました。
この章を読むことで基本的な日本の問題や立場についてわかるようになるので、社会人の基礎知識・教養が身につくと思います。
一気にわかる 池上彰の世界情勢2024の感想・レビュー
この本は世界情勢の全体像をわかりやすく把握したい人にはぴったりの本だと思います。
私はこの本を読むまで世界情勢のことを聞いてもあまり頭に入っていませんでした。
それはそのニュースの前提知識を知らなかったからです。
しかしこの本は「現在の世界情勢はどのようにして成り立ったのか?」という前提知識からしっかりと解説してくれており、非常にわかりやすかったです。
この本を読むだけで最新のニュースがよくわかるようになります。
元ジャーナリストである池上彰さんの文章は非常に読みやすく、わからない単語もすぐに解説してくれているのでまったくの基礎知識がなくても読後には世界情勢についての知識が身につくはずです。
この本は本当にどんな人にもおすすめです。
特に社会人や就活生にとっては役立つことも多いかと思います。
基礎知識が身についているからこそ、世界情勢について自分の考えができるようになるからです。
また、ニュースの捉え方も変わりどんな人とも基礎知識を持った上で議論できるようになるかもしれません。
ぜひこの本を読んで世界情勢に関する教養や基礎知識を身に付けてほしいと思います。